現在住んでいる苫小牧市の美術博物館にて、企画展「NITTAN ART FILE4:土地の記憶~結晶化する表象」が始まります。
「かつて苫小牧の砂浜の神社に、鯨の骨が祭られていた。昔のイワシ漁では鯨が大漁を招くと信じられていた」——数年前、ふと聞いたその話がきっかけとなって、今はもう失われたその神社と鯨骨の風景がどんなものだったのか、どこから伝わってきたものなのかと調べながら、東北〜北海道の旅を続けてきました。そしていろんな出来事が重なり、今秋より苫小牧に住み始めました。 この海辺の土地の記憶のひとつの層を、鯨を通して見つめるような、作品がかたちになりつつあります。この展示では、秋より発行しているフリーペーパー「Carta Cetacea」も内容を深めて紹介します。 ——-- 企画展「NITTAN ART FILE4:土地の記憶~結晶化する表象」 https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/.../nittan4.html... 出品作家:こだま・みわこ(版画家)、是恒さくら (美術家)、佐藤祐治 (写真家)、山脇克彦 (構造家) 会期:2022年1月15日(土)~3月13日(日) 休館日:月曜日 開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30まで) 会場:苫小牧市美術博物館 観覧料:一般300(240)円、高大生200円(140)円、小中学生以下無料 ※( )内は10名以上の団体料金 / ※年間観覧券による観覧可能 / ※免除申請についてはお問い合わせください。/ ※併せて中庭展示、常設展示もご覧いただけます。 主催:苫小牧市美術博物館 協力:NPO法人樽前artyプラス 後援:苫小牧信用金庫、北海道新聞苫小牧支社、株式会社苫小牧民報社、株式会社三星、北海道新幹線×nittan地域戦略会議 【イベント】アーティストトーク 本展出品作家が展示作品に関する解説をおこないます。 ※内容詳細については決まり次第、更新します。 日時:2022年1月15日(土) 13:30‐15:30 講師:こだま・みわこ氏(版画家)、是恒さくら氏(美術家)、佐藤祐治氏(写真家)、山脇克彦氏(構造家) 聞き手:藤沢レオ氏(金属工芸家・彫刻家)
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北海道札幌市の大通り地下ギャラリー「500m美術館」にて、6人のアーティスト、4人のキュレーターによる展覧会 「せんと、らせんと」が開催されています。 私はキュレーターの四方幸子さんとともに参加しています。ここ何年も、四方さんと私の鯨をめぐる旅や北の土地への思考を交換してきました。さまざまな人が行き来する地下通路。2つのケースを使い、私の旅の〈これまで〉と〈これから〉を紹介しています。 ひとつ目のケースは、私の旅の結晶である、リトルプレス 『ありふれたくじら』シリーズ他、2016年以降各地で制作・発表してきた「本の形の表現」や各種フリーペーパーを紹介しています。 ふたつ目のケースは、私のここ数年間の東北~北海道間の移動、今年春からの札幌滞在、秋以降の苫小牧への移住をふりかえり、鯨をめぐる旅の新たな船出として、一艘の舟と鯨のイメージを重ねたサイアノタイプ・布・刺繍・テキストで表現しています。 {展覧会情報}
500m美術館vol36 「せんと、らせんと」6人のアーティスト、4人のキュレーター 詳細はこちら 開催概要 会 期 | 2021年12月11日(土)〜2022年2月2日(水)7:30-22:00 会 場 | 札幌大通地下ギャラリー500m美術館 住 所 | 札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目 (地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース内) 展示作家 |進藤冬華、朴炫貞、是恒さくら、マリット・シリン・カロラスド ッター、モーガン・クエインタンス、ピョートル・ブヤク 本展キュレーター|飯岡陸、四方幸子、柴田尚、長谷川新 主 催 |札幌市 企 画 |CAI現代芸術研究所/CAI03、一般社団法人PROJECTA |
AuthorSakura Koretsune. Artist. Archives
July 2024
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