SAKURA KORETSUNE
Exhibition Information & Current Activities 展覧会情報等と最近の活動報告
where I am - everyday creation and travels
Ordinary Whales / ありふれたくじら Vol.6
back numbers | Ordinary Whales / ありふれたくじら
Carta Cetacea / くじらじまの海図
汀線をゆく / Flowing along the shoreline
Journal of Ordinary Whales / ありふれたくじらジャーナル
나(ネ)から私へ / Korean “I”, Japanese “I”.
Swimming Tree / 泳ぐ木
Fictional Toys (Aji Island, Miyagi Prefecture) / 空想玩具シリーズ(宮城県・網地島)
Product 1: Ordinary Whale's Eye / ありふれたくじらの眼
Product 2: Ordinary Whale's Light / ありふれたくじらの灯
藝術の旗をつくる / Making an "Art" Flag
つみくさ / tsumikusa
alaskana
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contact
昔むかしの海図には、不思議な姿の生き物たちが描かれていた。船より大きなウミヘビ、するどい牙の生えた鯨、巨大なザリガニなど、誰も見たことのないような生き物。海が未知の世界だったから、人々は船乗りや旅人たちが伝えた物語や言い伝えから、そんな生き物がいると想像した。遠くの国へ旅することも、世界の全てを自分の目で確かめに行くことも難しかった時、想像力は世界を広げる力だった。
めったにないことだけど、海辺を歩いていると、砂浜に打ち上がったイルカや鯨に出会うことがある。あるいは、かつてその体の一部だった白い骨に。果てしなく広がる海で生きていた彼ら一頭一頭の旅を思うと、心は陸地から離れ、海の向こうへ泳ぎだす。サンゴが華やぐ南の海。氷がきらめく北の海。どこか遠くの海辺で、誰かが「あの島、鯨みたいな形」とつぶやいて、見慣れた風景から新しい物語がはじまることもある。大きな街の真ん中で鯨の化石が見つかって、かつてそこも海だったと知ることだって。
海は、果てしない世界への入り口だ。かつて、タルマイ浜と呼ばれた苫小牧の海辺から、この海と、この海につながっているたくさんの海辺の物語を編みなおしてみたら、どんな風景が見えるだろう?「Carta Cetaceaくじらじまの海図」は、鯨の背中に乗るように、広い海を物語と旅するフリーペーパー。
Carta Cetacea くじらじまの海図
{既刊号は、各号タイトルよりPDFをダウンロードいただけます}
〜〜〜
第1号|「海岸線の〈いま〉と〈むかし〉」
2021年10月発行
目次
・連載 くじらじまをゆく「歌う風景」
・「フンベの記憶」
・「アラスカ、空を指す鯨の骨」
・レポート「樽前に鯨があがった日」
執筆 是恒さくら[美術家]、門馬羊次[NPO法人樽前arty+ 代表]
写真 是恒さくら[P3 / P6-7]、門馬羊次[P4-5]
装画・挿画 是恒さくら
デザイン 堀米和克
[NPO法人樽前arty+]
編集・発行 タルマイ浜編集部
協力 さっぽろ天神山アートスタジオ
第2号|「前浜から」
2021年12月発行
目次
・ 連載 くじらじまをゆく 2. 「砂山の鯨」
・ 「秋、船上にて」
・ 「クジラの骨?イルカの骨?どんな骨?」
執筆 是恒さくら[美術家]、中村正人[NPO法人樽前arty+]、岩波連
[苫小牧市美術博物館・苫小牧市埋蔵文化財調査センター 学芸員]
写真 是恒さくら[P2-3]、
中村正人
[P4-6]
装画・挿画 是恒さくら
デザイン 堀米和克
[NPO法人樽前arty+]
編集・発行 タルマイ浜編集部
協力 さっぽろ天神山アートスタジオ
第3号|「タルマイ浜とつづく海」
2022年2月発行
目次
・ 連載 くじらじまをゆく 3「船と鯨と、お祭りの日」
・「樽前浜と鰯漁業」
・「ななつぼしの煌めき」
・「クジラとの出会いを求めて」
・「土地の記憶〜結晶化する表象」
・「探しています〜苫小牧・弁天にあった〈鯨の骨の門〉の思い出〜」
・「クジラ汁とお正月」
・ 編集後記
執筆 是恒さくら[美術家]、新沼友啓[一耕社出版 代表]、藤沢レオ
[NPO法人樽前arty+]、江崎逸郎[苫小牧市美術博物館 学芸員(自然史担当)]、細矢久人[苫小牧市美術博物館 学芸員]、門馬羊次[
NPO法人樽前arty+]
写真
藤沢レオ
、
江崎逸郎、細矢久人
装画・挿画 是恒さくら
デザイン 堀米和克
[NPO法人樽前arty+]
編集・発行 タルマイ浜編集部
協力 さっぽろ天神山アートスタジオ
〜〜〜
{配布場所}
苫小牧市内(苫小牧市美術博物館、苫小牧市立中央図書館、勇武津資料館、苫美堂、たなかのぴざや)、他
* 発行・配布部数には限りがございます。各施設・店舗での配布を終了している場合もございます。
「タルマイ浜編集部」について
江戸時代から明治にかけて「樽前浜」と呼ばれてきた勇払~苫小牧~白老一帯の海辺は、イワシ漁の浜として全国にその名が知られていた。イワシ漁の記憶と、イワシを連れてくる存在として大切にされていた〈鯨〉にまつわる物語を糸口に、かつてここにあった風景と、今ここにある風景とのあわいを編む。そうして紡がれる言葉と表現が、幾層にも重なった記憶の深みに差す光のように、眠っていた風景をたちあがらせるだろう。タルマイ浜とタルマイ浜に続く海辺の物語を集める活動として、美術家・是恒さくら、
NPO法人 樽前arty+
、
苫小牧市美術博物館
を中心に、2021年発足。苫小牧市美術博物館にて2022年1月より開催される企画展「NITTAN ART FILE 4:土地の記憶」に向け、2021年10月よりフリーペーパー「Carta Cetacea くじらじまの海図」を発行。
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