2015年以降、宮城県内では石巻/牡鹿半島、気仙沼/唐桑半島、塩竈、七ヶ浜町、岩沼市など各地で訪ね歩き集めてきた鯨にまつわる物語。鯨に導かれ旅するように、私が集めた物語は和歌山へ、北海道へ、はたまた北米各地の鯨にかかわる人たちへと連なっていきました。 鯨を解き、鯨を編む――数千年前に誰かが海辺で拾った鯨の骨が、地中から見つかり現代に物語を届けるまで。その間に生まれたいくつもの物語を、縫い合わせていく。海そのものの広がりと豊かさとして姿をあらわす、おおきないきもの。 ぜひ、出会ってみてください。 せんだいメディアテーク開館20周年展
ナラティブの修復 https://www.smt.jp/projects/narrative/ 開館20年を迎えたせんだいメディアテークでは、ナラティブ(もの語り)をテーマとした展覧会を開催します。古くは民話に例をみるナラティブの様態ですが、今日わたしたちがアートと呼ぶ表現もその一形態として捉えることができるでしょう。それは個々の出来事や体験を他者へと開いていくさまざまな「語りの術」であると言えます。 この展覧会には、東日本大震災からの10年間、メディアテークとともに地域のなかで活動してきた表現者が、過去・現在・未来を見据えて、それぞれの観点であらわした10のナラティブが集います。 情報技術の発達とともにコミュニケーションは遠隔化し、ナラティブをとりまく環境は大きく変化してきました。そして、わたしたちはいま、新型コロナウイルスの流行によって、他者との空間の共有や、身体的な接触が困難になるという危機にあります。そのなかで、もちろんインターネットは有効な技術ですが、メディアテークではそれだけに頼らず、独自のメディアや技法の開発によって生まれる多様なナラティブを伝え、次の10年に向けて、一元的ではない世界の認識を提示したいと考えています。 ■ 会期:2021年11月3日(水・祝)~2022年1月9日(日) ■ 休館日:2021年11月25日(木)および2021年12月28日(火)から2022年1月3日(月) ■ 公開時間:10時から19時(入場は18時30分まで) ■ 会場:せんだいメディアテーク 6階ギャラリー4200 ■ 入場料:一般500円(大学生・専門学校生含む)、高校生以下無料、障がい者手帳・豊齢カード等をお持ちのかたは半額 ■展示作家:阿部明子 磯崎未菜 菊池聡太朗 工藤夏海 小森はるか+瀬尾夏美 是恒さくら 佐々瞬 佐藤徳政 伊達伸明 ダダカン連 主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団) 助成:一般財団法人 地域創造、芸術文化振興基金 協力:和光大学芸術学科松枝研究室 後援:NHK仙台放送局、tbc東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、河北新報社、朝日新聞仙台総局、読売新聞東北総局、毎日新聞仙台支局、産経新聞東北総局、日本経済新聞社仙台支局、仙台リビング新聞社、せんだいタウン情報S-style、エフエム仙台、ラジオ3FM76.2
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AuthorSakura Koretsune. Artist. Archives
July 2024
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