SAKURA KORETSUNE
Exhibition Information & Current Activities 展覧会情報等と最近の活動報告
where I am - everyday creation and travels
Ordinary Whales / ありふれたくじら Vol.6
back numbers | Ordinary Whales / ありふれたくじら
Carta Cetacea / くじらじまの海図
汀線をゆく / Flowing along the shoreline
Journal of Ordinary Whales / ありふれたくじらジャーナル
나(ネ)から私へ / Korean “I”, Japanese “I”.
Swimming Tree / 泳ぐ木
Fictional Toys (Aji Island, Miyagi Prefecture) / 空想玩具シリーズ(宮城県・網地島)
Product 1: Ordinary Whale's Eye / ありふれたくじらの眼
Product 2: Ordinary Whale's Light / ありふれたくじらの灯
藝術の旗をつくる / Making an "Art" Flag
つみくさ / tsumikusa
alaskana
cv
contact
「
Ordinary Whale
’
s eye /
ありふれたくじらの眼」
“「海中から2頭の鯨が現れて、頭を突き出し俺たちの方を見ていた。下の方にはもう1頭、見えにくかったが鯨がいた。だから銛を打つことはできなかった。従兄弟は銛を打ちたかったんだけど、首が見えなかったから。頭だけ突き出していたんだ。目はこちらを見ていた。結局銛を打つことはできなかったよ。すごい体験だったな」。
ポイント・ホープの鯨猟は、鯨と視線を交わすほど近い距離でおこなわれるー”
(『ありふれたくじら』
Vol.2:
ポイント・ホープ 収録話「鯨とはなにものか」より)
鯨の話をめぐり、アラスカ州の先住民イヌピアットの村、ポイント・ホープに辿り着いた。そこで出会った先住民の鯨猟師から聞いた体験談が忘れられない。獲るものと獲られるものの視線が交わる瞬間を思いながら、宮城県石巻市・牡鹿半島で拾った丸い小石と、青く染めた牡鹿半島の野生の鹿の革で〈鯨の眼〉をかたちづくった。
牡鹿半島では、増えすぎた野生の鹿が駆除されている。しかしその多くは食用にもものづくりにも活用されることなく、廃棄され埋められているという。「蛤浜」という小さな集落で知人が経営するカフェでは、地元猟師が撃った鹿を自分たちで解体し、肉はメニューに取り入れてきた。鹿革で何か作れないだろうか、と相談を受けた。
この浜に行くたび、波に洗われた丸い小石を持ち帰っていた。
浜の風景と、その向こうの北の海の風景を手元に置いておけるような、ペーパーウェイトをつくろうと考えた。
忘れられない一章、誰かの目に留まってほしい物語のページの目印になるように。
展示販売:「鹿画廊 2017」会期03 「ありふれたくじら|牡鹿半島〜太地浦」(個展|宮城県石巻市・ cafeはまぐり堂)、ほか
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